Audibleって”高い”の?
コスパが自分に合うのか知りたいな!
そんな不安や疑問に、オーディオブックマニアの僕がお答えします。Audibleのプランのみならず、他のオーディオブックサービスとの比較もまとめた上で解説しています。
結論:Audibleは”高い”のか?
まず最初に結論です。Audibleが”高い”のかについてお答えします。
1冊ずつ好きな本を買う、単品購入は正直言って”高い(割高)”なのでおすすめできません。しかし、月額1500円で12万冊以上オーディオブックが自由に聴ける聴き放題かなりコストパフォーマンスが良く、実際僕自身も愛用しています。
それぞれの価格設定などを確認している中で透けて見えるのは、
どうもAmazonはあえて単品購入を割高にして、コストパフォーマンスよい月額1500円の聴き放題を推奨しているようです。(あくまで私見)
いきなり単品購入、聴き放題といわれてもわからないかもしれないのでこれから詳しく解説します。
Audibleとは?
Audibleとは、Amazonが提供するプロのナレーターや声優が朗読してくれた本の音声を聴くことができるオーディオブックサービスです。
これによって耳読書ができるようになり、イヤホンさえ耳に入れれば、通勤中や移動中、それ以外にも運動中や家事をしている時など、読書ができる機会が広がります。
それ以外にも以下の特徴があります。
- 取り扱い作品数は聴き放題で12万点以上、単品購入を含めれば40万点以上(洋書含む)
- 取り扱いジャンルが幅広い(ビジネス・自己啓発・科学・文学・SF・小説・ラノベ・歴史・学習・語学・etc、、、とほぼ網羅)
- 本以外にポッドキャストも提供している
- 0.5倍~3.5倍で再生速度が変更できて、速聴もできる
- 取り扱い作品数は、国内No.1
国内最大手のオーディオブックサービスとあって、ラインナップの種類、取り扱い作品数ともNo.1です。
Audibleは”高い”?その料金設定とシステム
Audibleには、1冊ずつ好きな本を買い取る単品購入と、聴き放題の2つの料金システムが存在します。それぞれの価格や特徴をまとめると以下のようになります。
単品購入 | 聴き放題 | |
---|---|---|
価格 | 1冊2500円〜4000円程度 | 月額1500円 |
特徴 | 洋書を含めると40万点の取り扱い ※聴き放題の月額会員は30%引きで購入可能 ※聴き放題の月額会員を解約しても単品購入の本は聴くことができる | 12万点以上が聴き放題 ※聴き放題の月額会員を解約すると聴けなくなる |
Audibleの単品購入は正直いって”割高”です
上の表から単品購入はかなり高額なことが見てわかると思います。ちなみに【2021年本屋大賞 翻訳小説部門 第1位】になった『ザリガニの鳴くところ』で見てみるとオーディオブック版は1冊4000円です。
一応、月額1500円のAudibleの聴き放題会員になれば、聴き放題で扱われていない書籍も30%OFFで購入できます。とはいえ、それを考慮しても高額です。
※『ザリガニの鳴くところ』であれば会員割引を利用しても2800円、、、(高い)
なお、聴き放題・単品購入とも「紙の本」や「電子書籍」より高めの料金設定になっています。
それこそ同じAmazonの電子書籍 読み放題『kindle unlimited』であれば月額980円であることが考えるとAudibleは約1.5倍も高額です。次からその理由を見ていきたいと思います。
オーディオブックが「紙の本」や「電子書籍」より高額な理由
オーディオブックは、一般的に「紙の本」や「電子書籍」より高額なのはオーディオブック化する手間が増えるからです。
本を出版する流れを大雑把に解説すると以下になります。
1.企画
2.執筆
3.校正
4.入稿・印刷
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5.オーディオブックのためのナレーターの朗読
6.音声の編集
本のオーディオブック化には、5・6の工程が余計にかかることになるので、一般的な書籍よりも高額になるのは納得です。
ただし、Audibleに関しては僕個人としては、それにしても単品購入の価格設定が高額過ぎると見ています。なぜなら、単品購入で1冊買う価格よりも12万点以上の聴き放題の月額価格1500円の方が安いからです。
僕の私見ですがこれは、あえて単品購入の価格を多少高くして、『月額1500円の聴き放題を単品購入に比べるとはるかにコストパフォーマンス良く用意したから利用してね』というAmazonからのメッセージだろうと思います。
Audibleの聴き放題は高いのか?→【コスパは良い】
Audibleは月額1500円で聴き放題になりますが、オーディオブックの聴き放題サービスとして”最安値”ではありません。もうひとつの国内オーディオブックサービス大手の【audiobook.jp】の方が月額880円で聴き放題という安いプランを提供しています。
しかし、コストパフォーマンスを考えた場合一概にAudibleは高いとは言えなくなります。むしろ個人的にコスパはめちゃくちゃ良いと思います。
【Audible】と【audiobook.jp】のオーディオブック聴き放題の比較表を以下に示します。
単純に月額の費用だけ見るのであれば【audiobook.jp】は【Audible】の半額の最安750円でオーディオブック聴き放題を利用可能です。しかし、【Audible】は【audiobook.jp】の約10倍の取り扱い作品数(洋書を含む)を誇ります。
それに、いくら聴き放題といっても聴きたい本がなければ「安物買いの銭失い」になってしまいます。【Audible】・【audiobook.jp】の聴き放題で提供されている本のラインナップは以下から確認できるので、ご自身でしっかり確認してみてください。
■【audiobook.jp】の聴き放題のラインナップはこちら一般的に言って、新書やベストセラーを除いたビジネス書や自己啓発書を重点的にたくさん聴きたいという人。あるいは、とにかく安くたくさん聴きたいという人は【audiobook.jp】の聴き放題プランが適しています。
しかし、いろんなジャンルの本をたくさん聴きたいという方は、Audibleの聴き放題の方が適していると思います。
それぞれ無料体験期間があるので、自分が満足できるか試してみるのが良いでしょう。
なお、【audiobook.jp】の聴き放題プランについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
■【注意しないと高額に!!】audiobook.jpの聴き放題プラン無料お試し
電子書籍の読み放題【Kindle Unlimited】は実は比較対象ではない
【Audible】と同じくAmazonが提供する【Kindle Unlimited】。それぞれの本が”聴き放題”・”読み放題”になるサービスです。【Kindle Unlimited】は、月額980円で【Audible】の聴き放題月額1500円より安いです。
しかし実は、【Audible】と【Kindle Unlimited】は同じ土俵で比較しなくてよいと思います。
なぜならば、それぞれの利用シーンがバッティングしないからです。
オーディオブックの利用シーンのメインは、以下のようになります。
- 通勤・通学・移動中・運転中
- ジムでのトレーニングやラインニングなどの運動中
- 家事などをしている時間
こうして見ると、いずれも電子書籍を読めない時間ですよね。つまり、「オーディオブックを聞く時間」と「電子書籍を読む時間」は競合せず全く別物であることがわかります。
なので、【Audible】と【Kindle Unlimited】の料金を比較することはあまり意味がありません。
利用シーンがバッテイングしないので、それこそ本当に本が好きな方は、両方とも利用するのもアリだと思います。
オーディオブックが聴き放題になる価値を考える
ここで今一度、月額1500円でAudibleの聴き放題会員になる意味や価値について考えてみたいと思います。
まず、オーディオブックを日々の習慣に取り入れることで読書量は確実に増加します。一度仮定をして計算してみます。
<読書量の試算>
日本人の平均通勤時間は、1日79分(総務省統計局より)これをオーディオブックを聴く時間に充てたとする。
- 1冊の再生時間を4時間(=240分)と仮定(一般的なビジネス書などでオーディオブックの再生時間は4時間程度)
- オーディオーディオブックを2.0倍速で再生して聴いたと仮定
- 通勤する日を年間240日と仮定(月20日換算)
ーーーーーーーーーー
その場合、1年間の通勤時間にオーディオブックを活用した場合の読書量は、
158冊
になります。
通勤時間にオーディオブックを聴くだけで、年間読書量が158冊分も増えるなんて驚きですよね!それが月額1500円で実現できるとすればコスパが良すぎるとも言えます。
例えば158冊を購入したとしたら、1冊1000円としても15万8000円かかります。それをAudibleの聴き放題1年分に置き換えたとしたら18,000円です。
つまり、本を1冊1000円で買った場合と比較すると、14万円分 節約できたことになります。
オーディオブックを聴く習慣はメンタルや思考にも良い影響を及ぼす
オーディオブックを聴くことを日常的に習慣化するとメンタルや思考にも良い影響を及ぼします。
なぜなら人間は言葉で思考する動物だから。一人でいるときも人間は頭の中で、言葉で思考しています。オーディオブックはこの頭の中の思考を強制的にポジティブで建設的にしてくれます。(エンタメを例外ですが、基本的に本の内容は読者に良くなって欲しいという想いから書かれているので)
凹んでいるとき、落ち込んでいるときにも、励ましてくれたり、癒してくれるオーディオブックを聴くことで、完璧とはいかないものの少しは「前を向こう!」と思うことができます。
もちろん情報収集量がアップする、脳が活性化する、メタ認知ができるようになるといった効果も期待できます。
なおオーディオブックの効果については、以下の記事をよかったらご覧ください。
▼オーディオブックで得られる効果【結論:絶大!でも注意点もアリ】
続いて、実際にオーディオブックが自分にとって合うのか試すための、Audibleの無料体験 利用方法を解説します。
Audibleの聴き放題30日間無料体験の利用方法
Audibleの無料体験は、
- Audibleにサイトから無料体験登録
- Audibleアプリのインストール
- 聴きたいタイトルを選んで再生
の3ステップで簡単に利用できます。
動画や画像も交えつつもう少し詳しく見ていきます。
まずは、Audibleの登録サイトへジャンプします。
30日間無料体験を試すをタップした後、Amazonのアカウントにログインして再度「無料体験を試す」をタップすれば完了です。
※下に動画で登録の流れを掲載しておきます。(7秒で見れます)
利用している端末にAudibleアプリをインストールします。
Amazonオーディオブック – オーディブル
Audible, Inc.無料posted withアプリーチ
PCで聴きたいという方は、Windowsアプリで聴くか、ブラウザ版(Mac・Windows対応)で再生することができます。
アプリのダウンロードも完了したらあとはアプリで聴き放題で提供されている好きなタイトルを選んで再生するだけです。
この一連の操作も動画で紹介していますのでイメージをつけたい方はご覧ください。
Audibleの操作方法
スマホアプリでAudibleの無料体験で本を再生する方法は以下の2つです。
- 再生(ストリーミング再生)
- ダウンロード(オフライン再生)
できる限りは、ダウンロードして再生することをおすすめします。
なぜなら、ストリーミング再生では、通信環境が悪かったりすると再生できなくなってしまうからです。またデータ通信量に制限がある場合は、節約の意味でもあらかじめWi-Fiなどでタイトルをダウンロードしておいたほうが無難です。
また、操作画面には以下の機能があります。
- 再生速度調整(0.5〜3.5倍速)
- 30秒 早送り or 巻き戻し
- 章ごとの スキップ or 逆スキップ
- 目次からの章選び
- スリープタイマー
- ブックマーク
- 付属資料(PDF)の閲覧
直感的に操作できるようになっているので、少し触ればすぐに慣れると思います。
Audibleの退会方法
30日間の無料体験の間に解約をしたくなった時の解約方法を動画を交えて解説します。(30秒程度)
ブラウザでAudibleにログイン
→アカウントサービスから「退会手続きへ」をクリックすればあとは画面の指示に従うことで退会・解約することができます。
※スマホアプリからは解約できないので少し注意が必要です!
まとめ
繰り返しになりますが、Audibleが”高い”のか?と聞かれれば、
という回答になります。
より詳しくAudibleが”高い”か解説するため、他社オーディオブックサービスとの比較や【Kindle Unlimited】との比較、それにコストパフォーマンスの観点からのお話もさせていただきました。
月額1500円の聴き放題であれば、コストパフォーマンスを考えれば”安い”と言えるサービスだと考えられます。
何といっても通勤時間を耳読書に変えるだけで年間158冊も読書量が増える可能性があるサービスなので!
※詳しい計算はこちら
30日間の無料体験もできるので、
自分に合うか?
習慣化できそうか?
試してみるのが良いと思います。
良いオーディオブックライフを〜(^0^)/♪