オーディオブックは頭に入らないって聞いたけど、本当の所どうなの??
当記事では、その疑問に年間100冊以上聴くオーディオブックヘビーユーザーが回答します!
オーディオブックには、『紙の本』や『電子書籍』とは違った性質があり、その点を押さえておく必要があります。
当記事を読んでいただければ「オーディオブックで本を聴いても、頭に入らない!」といった場合の、原因と対処法が理解できます。
まず結論:オーディオブックは魔法じゃない【一度で完璧には頭に入らない】
もし期待し過ぎていたらスイマセン、オーディオブックは魔法ではありません。
聴いた内容が一度で頭に入る、完全に理解できるということはありません。
オーディオブックを聴いた時の本の理解度は、『紙の本』や『電子書籍』を精読したときに比べて劣るというのが本当です。
しかし、これはだからオーディオブックがダメなサービスであるということを意味しません。
オーディオブックのメリットはそこではなく、全く別のところにあります。
以下主だったメリットを列挙します。
✔︎オーディオブックの主なメリット
- 通勤・通学あるいは散歩中など、移動中時間に本が聴ける
- ランニングやトレーニングなどの運動中に耳読書ができる
- 家事をしている時間にながら聴きで読書ができる
- 読むための意志力が必要なく読書ができる
オーディオブックの一番のメリットは、今まで読書に使えていなかった時間が活用できることで、知識のインプットが飛躍的に増大することにあります。
オーディオブックが頭に入らない原因
オーディオブックが頭に入らない、あるいは理解できない主な理由は以下の2点です。
✔︎オーディオブックが頭に入らない原因
- ナレーターの朗読のスピードと理解のスピードが一致していない
- 『ながら聴き』ができない環境で聴いている
それぞれを見ていく前にまず、オーディオブックによる耳読書の理解のプロセスを解説します。
オーディオブックによる耳読書の理解のプロセス
オーディオブックと『紙の本』や『電子書籍』とは理解のプロセスが違うのでその点を図を交えながら解説します。
『紙の本』や『電子書籍』の理解のプロセス
- 本を手に持って固定する
- 目で文字をなぞる
- 頭の中で声を出さずに朗読する
- 理解する【頭に入る】
オーディオブックの理解のプロセス
- ナレーターの朗読を聞く
- 理解する
プロセスの比較からわかる頭に入らない原因
理解のプロセスを比較すると一目瞭然ですが、オーディオブックの方がプロセスが少なくなっています。
これによって、普通の読書より負担が少なくなくて済むというメリットもあるのですが、別の問題が生じます。
もし、
ナレーターの朗読のスピードに理解の速度が追いつかなかったり、あるいは朗読を聴いて理解する余裕もない状態だと、オーディオブックを聴いても頭に入らない【理解できない】という状態になります。
また逆に朗読のスピードが遅すぎる場合も逆に気が散ってしまい本の内容が頭に入らないという状態になってしまいます。
幸い、オーディオブックは再生速度を調整できるので、ちょうどよい速度に調整したら良いでしょう。
オーディオブックが頭に入らない時の対処方法
オーディオブックが頭に入らない時の対処方法は主に以下の4つです。
✔︎オーディオブックが頭に入らない時の対処方法
- 『ながら聴き』できる環境を整える
- 再生速度を調整する
- 何回も繰り返し聴く
- 理解しやすい簡単な本を聴く
『ながら聴き』できる環境を整える
オーディオブックが、移動中、運動中、家事をしている時間にながら聴きで読書ができるといっても、
- 朗読に注意が向けられないくらい集中して作業している時
- うるさかったりして朗読を聴き取れない時
といった場合には、まずオーディオブックの朗読がちゃんと聴ける環境を整えることが必要です。
僕自身、仕事中にオーディオブックを聴いても全く頭に入りませんでした。頭が空っぽでもできる作業中でないと朗読を聴くのは難しいです。
再生速度を変える
※Audibleアプリの速度調整画面
オーディオブックはサービスにもよりますが、0.5倍〜3.5倍速 程度で再生速度を変更できます。
『ナレーターの朗読スピード』=『理解するスピード』
になるように速度を調整しましょう。
内容は難しい本は、低めの再生速度で、
内容が簡単な本は、早めの再生速度に
調整するといいでしょう。
再生速度に関しては以下の記事でも書いているのでよかったら参考にしてください。
オーディオブック再生速度【0.5倍〜4.0倍】効果・使い方・目安何回も繰り返し聴く
オーディオブックで1回朗読を聴いただけで内容を完璧に理解・記憶することは、不可能です。
そもそもそんなストイックに聴かなくても、ながら聴きで十分効果があります。
※一言一句理解していなくてもながら聴きで知識が増えて、行動が変化することがベストセラー『非常識な成功法則』でも語られています。
これは!と思った本に出会ったら、何回も繰り返し聴くのがおすすめです。
理解しやすい簡単な本を聴く
オーディオブックで難解な本はどうしても頭に入りにくいのが本当の所です。
オーディオブックサービスに見切りをつける前に、まずは簡単な内容の本で頭に入るか試してみると良いと思います。
内容が簡単でストーリーが面白く、それでいて学びのある本としては、以下の3冊がおすすめです。
オーディオブックは頭に入るか?みんなの評価
大前提ですが、オーディオブックには圧倒的に好意的な評判が多いです。
その中で、頭に入らないという感想も一部ありますが、原因はナレーターの声質や読み方が気に入らないという理由が最も多いようです。
※もしくは単に本との相性が悪いという可能性も、、
しかし、ほとんどのオーディオブックサービスではあらかじめサンプル音声を用意してくれているので、事前に試しに聴いておくことで予防できます。
なお、主なオーディオブックサービスの評判などは以下の記事にまとめているので、よかったら参考にしてください。
【みんなどう思ってる?】Audibleの評判・体験レビューから見える真実 【評判・口コミ】audiobook.jpの体験談による徹底レビューまとめ:まずは無料体験で実際に試してみるのがおすすめ
ここまで、オーディオブックが頭に入らない場合の原因とメカニズム、そして対処法までを見てきました。
なお、国内2大オーディオブックサービスのAudible(オーディブル)とaudiobook.jpでは、それぞれ【30日間】・【14日間】の無料体験期間を用意してくれています。
ノーリスクで試してみることができるので、自分に合うか一度試してみることをおすすめします。
登録・解約もそれぞれ数分で完了します。具体的な利用手順も以下の記事に記載していますのでよかったら参考にしてみてください。
Audibleの使い方|無料体験の登録方法・アプリの操作・活用方法から解約方法まで動画入りで解説 【始め方〜解約方法まで】audiobook.jpの聴き放題無料お試し《注意しないと割高に!!》『オーディオブックで得られる効果』の記事でも書きましたが、僕自身オーディオブックのヘビーユーザーとして、知識のインプット量の飛躍的な増大と、様々なアイデアが出やすくなったことを体感しています。
個人的にはオーディオブックは、万人におすすめできるサービスだと思います!
「頭に入るだろうか?」と、あまり神経質になり過ぎず、まずはこれを機会に試してみてもらいたいと思います!
良いオーディオブックライフを〜♪