オーディオブック意味ないオーディオブックは意味ない?と思ってる人へ。本当に使いこなせない理由と活用法を解説

オーディオブックは意味がないって本当?? その理由と効果的な使い方

オーディオブックって、ぶっちゃけ意味あるの?

なんとなく話題になっているし、周りの人が「いいよ」と言っているけれど…

そんなふうに感じたことはありませんか?
実際に使ってみると、「全然頭に入ってこない…」「聞いてても内容が残らない」そんな風に感じて、結局やめてしまった…なんて経験をお持ちかもしれません。

あるいは、これから使おうか迷っていて、「本当に効果あるの?意味ないって声もあるけど…」と不安を感じている人も多いかもしれません。

でも実は、
その「意味がない」と感じる原因、ちょっとしたことがきっかけでガラッと変わるかもしれません。

当記事では、以下のような点に注目して詳しく解説していきます。

  • なぜオーディオブックが「意味ない」と思われがちなのか?
  • そう感じてしまう人のタイプ別傾向と、実は効果を出すための“ちょっとしたコツ”

なお、オーディオブックサービスを使い倒している、僕からするとオーディオブックはきちんと使いこなせば、『最強ツールのひとつでめちゃくちゃ意味がある!』と断言できます。そもそも、

「読む読書」と「聴く読書」は、それぞれに異なる良さがあり、どちらか一方を選ぶ必要はありません。両方をうまく使い分けるのがおすすめです。

読み終えるころには、オーディオブックを「うまく使うためのポイントと注意すべき落とし穴」が理解できていると思います。
ぜひ、最後までお付き合いください。

なぜ「オーディオブックは意味ない」と感じてしまうのか?

「オーディオブック、便利そうだと思ったのに…なんかピンとこなかった」そんな風に感じたことはありませんか?

実は、「意味ない」と感じてしまうのには、いくつかの共通したパターンがあります。

ここでは、多くの人がつまずく“5つのポイント”を紹介します。

聴いても内容が頭に入ってこない

オーディオブックを再生していたのに、気づいたら違うことを考えていた…。

聴き終わったのに「結局どんな内容だったっけ?」と忘れている。

これは非常によくあるケースで、ながら聴きしている最中に他のことに気が散ってしますためです。

ただ、頭に入っていないようでも無意識で聴いていた本の影響を受けていたりもするので簡単に「意味がない」と切って捨てるのはややもったいないという気もします。

読んだ実感がなく、達成感がない

本を読み終えたときの「読み切った!」という感覚が、音声だと薄くなりがちです。

ページをめくることも、ハイライトを引くこともない。だからこそ、「ちゃんと読んだのかな?」とモヤモヤした気持ちになってしまうことも。

こういう人は、読書を真面目に捉えすぎかもしれません。もっと肩肘張らずに楽しんで、いい意味で「いい加減」に読んで(聴いて)もよいかもしれません。

聞くスピードが合わない/退屈に感じる

ナレーターの声がゆっくりすぎて眠くなってしまった。あるいは逆に、速すぎて何を言っているのかわからなかった。
テンポやトーンが自分に合っていないだけで、内容が入りづらくなることもあります。

『本の朗読を聴く速度』=『内容を理解する速度』にすることが解決策です。倍速調整により、自分に適した再生速度に調整するとよいでしょう。

ながら聞きをしているうちに意識がそれる

「通勤中に聴こう」「家事の間に流そう」と思っても、気がつけば違うことに気を取られてしまう。

ながら聞きは便利な反面、内容の理解には向かないシーンもあるという落とし穴もあります。

これもそれほど気にする必要もありません。どうしても聴きなおしたければ、簡単に巻き戻しもできるので、気軽に聴くのが長続きのコツです。

紙の本と比べて“効率が悪い”と感じる

活字で読むほうが速いし、自分のペースで読める。必要な箇所だけ拾い読みもできる。

そうした比較から、「わざわざ音声で聞く必要ある?」と思ってしまう人も多いです。

これはある意味その通りですが、オーディオブックの強みは今まで使えなかった時間が読書タイムに変化するという点です。紙の読書にプラスオンで読書量が爆上がりします!

以上、オーディオブックが意味ないと感じる代表的な5つの事例を見てきました。

続いては、タイプ別にオーディオブックが使いこなせない理由と解決方法を見ていきましょう。

タイプ別:オーディオブックが使いこなせない理由と解決方法

「オーディオブックは意味ないかも…」と感じてしまう背景には、『聴き方のクセ』や『目的とのズレ』が関係しているかもしれません。


ここでは、よく陥りがちな4つのパターンに分類し、それぞれに合った解決策をご紹介します。

タイプ①:ながら聞きで内容が全く頭に残らない

◆特徴

  • 通勤・家事・運動などの「ながら時間」に聞いている
  • 聞いていたはずなのに、内容がほとんど思い出せない
解決策
  • 頭に残したい内容(自己啓発・ビジネス書など)は 『ながら聴き』にしない
  • 耳だけでなく、Kindleなどのテキストと併用して内容が頭に定着するようにする
  • オーディオブックに添付されている参考資料などを閲覧しながらある程度集中して聴く
  • 家事中はエッセイや短編集など、軽めの内容の本に切り替える

ただ、ここはそれほど神経質にならなくてもいいというのが個人的意見です。

そもそも本の内容を全部覚えられる人などいないと思うので。

 タイプ②:「聴くだけ」では理解できず、置いてけぼりになってしまう

◆特徴

  • 音声だけだとイメージが湧かず、内容についていけない
  • 活字のほうが断然わかりやすいと感じる
解決策
  • Kindleなどのテキスト版と併用して「読む+聴く」のハイブリッドで読書を行う
  • 複雑な内容や専門用語が多い本は避け、対話形式や物語形式の本を選ぶ
  • 「聴く速度」=「理解する速度」になるように、再生速度を調整する

タイプ③:ナレーターのテンポ・声が合わずイライラする

◆特徴

  • ナレーターの朗読の仕方にストレスを感じてしまい、内容に集中できない
  • ナレーターの声が気に入らない/聴きづらい
解決策
  • サンプル音声を再生して、ナレーターの声を事前にチェック
  • 合わない場合は遠慮なく別の本へ!「相性」は大切
  • 1.2倍速・1.5倍速など、スピード調整でテンポの違和感を軽減

自分にとって思い入れのある本ほど、案外イメージと違うなどと拒絶反応がでるかもしれません。事前にサンプル音声を確認できるので、チェックするのがおすすめです。

タイプ④:『使い方が目的に合っていない』がため、意味を感じられない

◆特徴

  • 学びたくて使い始めたけど、成長を実感できない
  • 「読むより遅いし、効果を感じにくい」と感じる
解決策
  • 成長という観点では、「何のためにどんな本を聴くのか?」目的を明確にすることが重要
  • オーディオブックと紙の本の精読は役割が異なる。厳密に頭に入れるのであれば、目で読む精読の方がよい、
  • オーディオブックの強みは、今まで読書に使えなかった時間が読書タイムに変身してインプットが爆上がりすること
  • リラックス目的なら、頭に入らなくたって気にしない。楽しむことを優先

ここまで、4つのよく陥りがちなパターンとその解決策を詳しく説明してきました。

なんとなく「オーディオブックは、意味ないのでは?」と思っていた人も、使い方さえ工夫すれば効果を実感できるという人もいるかもしれません。続いては、「読む読書」と「聴く読書」の特性と使い分けについて詳しく解説していきます。

『読む読書』と『聴く読書』の違いとそれぞれに適した使い方

「読書」と聞くと今までは、紙の本や電子書籍を目で読むものというイメージが強いかもしれません。

一方でオーディオブックは、『耳で聴く読書』

この2つには、情報の受け取り方や理解のプロセスに違いがあります。ここでは、「聞く」と「読む」の違いを比較しながら、『聴く読書』ならではの価値と効果を見ていきましょう。

「視覚」と「聴覚」での読書による情報処理方法の違い

読書を「視覚」で行うか、「聴覚」で行うかによって、かなり違いが出ます。具体的には、以下のようになります。

  • 視覚(読む):自分のペースで読み進められ、必要なところに戻れる
  • 聴覚(聞く):一方向に流れる情報で、リアルタイムに処理する必要がある

つまり、何回か注意事項として挙げていますが、

『聴く速度』=『理解する速度』にならなければ、オーディオブックによる読書は一気に、これは日本語のリスニング訓練か?という「クソ体験」になります。

それを踏まえた上で、『読む読書』と『聴く読書』それぞれのメリットを見てみましょう。

読む読書のメリット

  • ページをめくりながら、自由に行き来できる
  • 読み飛ばしや、気になる箇所だけピックアップが可能
  • 自分の理解ペースに合わせられる

聴く読書のメリット

  • 手や目を使わずに、移動中や家事中でも読書できる
  • プロの感情表現豊かなナレーションで、“物語への没入感”が高い
  • 繰り返し聞くことで、“音として記憶に残る”という特性も

結論:目的や状況に応じて、「読む」か「聴く」か、最適な読書スタイルは変わる

『読む読書』と『聴く読書』は同じ読書といっても特性が異なり、どちらが優れているかというよりも、それぞれ適した目的や状況があると捉えて使い分けるのが吉です。

具体的に表にまとめると以下のようになります。

目的おすすめの読書スタイル
知識を頭にしっかり定着させたい読む+聴くの併用(Kindle+オーディオブックなど)
通勤や家事、運動中の『耳活』聴く読書(オーディオブック)
感情を味わいたい/物語に浸りたい聴く読書(ナレーション重視)
自分のペースで精読して理解しながら読みたい読む読書(紙・電子書籍)

「オーディオブックは意味ない」と感じるのは、もしかすると“読む読書との特性の違い”を知らなかっただけかもしれません。

それぞれの特性を理解し、うまく使い分けることで、読書の幅はもっと自由に、もっと豊かに広がっていくかもしれません。

次は、そんな“聴く読書”を活かすための具体的な使い方のコツをご紹介します!

オーディオブックは意味がないと感じる人に試してほしい!使い方の工夫5選

ここでは、オーディオブックは合わないなぁと、挫折しかけている人に試してほしい使い方のコツを5つご紹介します。

①自分に合う再生速度を見つける

再生スピードを調整して「脳が飽きないテンポ」に調整するのがおすすめです。

普通は1.5倍速程度で聴くことが多いと思いますが、敢えて3倍速・4倍速と言った高速再生で脳に意図的に負荷をかけるのも一興です。

なお、3倍速・4倍速で慣れた後に、2倍速などで聴くと異常にゆっくりと感じるという一種変わった体験をすることができます。

②聴くジャンルを変えてみる

気合を入れて、難しい本から入ると、あまり理解できず「意味なかった…」となりがちです。

今読んでいる本が難しすぎる!と感じたら、

  • エッセイや対話形式の書籍
  • 短編集やライトな自己啓発
  • 朗読劇・ラジオドラマ的なストーリーもの

といった聴きやすいジャンルの本を選んでみるのが良いでしょう。

③仕事や勉強で必要な分野の本を何冊か、高速再生で一気聴きする

これ、華やかさはないのですが、実はめちゃくちゃおすすめの使い方です。

この時、重要なことは「あまり理解できてないなぁ」と感じたとして気にせずどんどん読み飛ばすこと!

その仕事や勉強で必要な分野に対してある程度知っている!という状態に一気になれます。

僕自身、新しく学ばなくていけない分野に出会う度に、この方法を使って効果を実感しています。

なお、1冊ながら聴きしていても理解できないことも、複数冊読んでいれば、重要なことは繰り返しどの本でも出てきます!

そのため、何冊か聴いているうちになんとなく理解できますし、その分野の中で、どの情報が特に大事なのか、見当がつくようになります!

④日々のルーティンに組み込んで聴くことを習慣化する

一番最強なのはこの使い方です。

通勤のために家から出たらまずオーディオブックの再生ボタンを入れる。朝食のコーヒーづくりのスイッチを入れると同時にオーディオブックの再生ボタンを入れる。

このような感じで、聴くことが習慣化されると自動的にインプットの量が爆増します。

⑤過去読んだ本をオーディオブックで再読する

過去読んで、面白かった大好きな物語、あるいは何回も復習して頭に定着させたい、ビジネス本や自己啓発本などをオーディオブックで再度聴くというのもおすすめの方法です。

これであれば、一度読んだことがあるので理解がしやすく、「ああ、そうだった」と想い出したり、記憶の定着を図り安くなります。

オーディオブックは、“ちょっとした工夫”を加えるだけで、「なんか意味なかった」が「これ、意外と良いかも!」に変わっていきます。

どれかひとつでも気になるものがあれば、ぜひ実践してみてください。

次からは、オーディオブック「始め方」や「無料体験の活かし方」をご紹介します。

実際どう始める?無料体験をムダにしない活用ステップ

「ちょっと気になるけど、結局使わずに終わる気がする…」

オーディオブックの無料体験、そんな不安から手を出せずにいる方も多いかもしれません。でも安心してください。
“ちょっとした事前知識をインプット”しておけば、無料体験でもしっかり意味のある時間にでき、自分にとって良いサービスなのか判断できます。

ここでは、無料体験をムダにしない始め方のステップを丁寧に解説します。

最初にある程度「自分の目的」を決めておく

  • 学びたいのか?
  • リラックスしたいのか?
  • スキマ時間を活かしたいのか?
  • 運動中のお供に使いたいのか?

ある程度、目的を決めておくと、判断基準も明確となり、自分にとって合う・合わないもわかりやすくなります。

最初の1冊は“聴きやすい本”を選ぶ

「せっかくだし難しそうな本を…」と気合を入れて選びがちですが、それが挫折の原因になることも。

少しでも「聴きづらい」・「本が進まない」と感じたら、もっと軽くて読みやすい本を選ぶのがおすすめです。

具体的には、以下のような本がおすすめです。

まずは耳読書に慣れるという意味で、聴いてみてはいかがでしょう。

まずは聴く時間を“習慣化”できる時間帯に固定してみる

「いつでも聞ける」は「いつまでも聞かない」になりがちです。そこでおすすめなのが、

  • 料理をしている間だけ
  • 通勤・通学の時間だけ
  • 散歩やランニングの時間だけ
  • 夜、寝る前の“リラックス”タイムだけ

など、毎日決まった時間だけ聴くというものです。

オーディオブックはいかに習慣化するかが肝なので、最初は負担に感じない範囲で取り入れてみるといいでしょう。

無料体験中に2〜3冊をジャンル違いで試す

無料体験期間は、【audiobook.jp】 では14日間。 【Audible】では30日間。

その間に「これなら続けたい」と思えるジャンルを見つけられれば理想です。

【audiobook.jp】 にしろ、 【Audible】にしろ無料体験期間中に聴き放題の強みを活かして、色々なジャンルを横断的に試してみるのがおすすめです。

合わなかったら迷わず解約&再トライもOK

無料体験で「やっぱり合わないな」と感じたら、それもひとつの大切な学び。ムリに続ける必要はありません。

でも、ちょっと工夫してみたり、数ヶ月あけて再トライしてみると「今度はスッと入ってきた」というケースもありえます。

無料体験期間は現時点での自分に合うか合わないかを見極める“実験期間”だと思って、気軽に始めてみましょう。

「無料だからとりあえず使う」だけではなく、ちょっとだけ意識してスタートするだけで、体験の質は大きく変わります。

1冊との出会いが、あなたの生活を変えるきっかけになるかもしれません。ぜひ、“聴く読書”の一歩に踏み出してみてください。

結論:オーディオブックは“使い方次第”で意味あるものになる

ここまで、「オーディオブックって意味ないのでは?」と感じる背景や、うまく活用できていない理由、そしてそれを乗り越えるための工夫や体験談をお伝えしてきました。

その中で、色々と解説してきましたが、やはり「読む読書」と「聴く読書」は、特性が異なります。

オーディオブックは、紙の本や電子書籍と競合するものではなく、今まで読書に使えなかった隙間時間ですら読書にかえることができる便利ツールとして捉えるべきです。

ただ、どんなに便利なツールでも、“目的”や“ライフスタイル”に合っていなければ、意味を感じられないのは当然のこと。

でも逆に言えば、自分に合った使い方を見つけられた人にとっては、これほど役立つツールもありません。

当記事であなた自身の“正解の使い方”が、これから見つかればと思います。

「これならできそう」と思えるものがあればよかったら試してみてください。

良いオーディオブックライフを~!

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