【ロードマップ】30代未経験からWebマーケティング職への転職!

Webマーケティング職って30代・未経験でも転職は可能??
未経験から転職するにはどうしたらいいの??

という疑問に、37歳で未経験から独学でWebマーケティングを学び転職した僕がお答えします。

✔︎今回の記事の内容

  • 30代未経験からの転職は可能なのか?
  • Webマーケティングの予備知識
  • Webマーケティングの仕事の種類
  • 30代未経験からWebマーケティング職へ転職するためのロードマップ

結論:30代未経験からのWebマーケティング職への転職は可能か

早速結論ですが、一口に30代といっても違いがでます。

■未経験:30代なりたて・・・可能性はまだあり(限りなく20代に近い、30〜31歳が望ましい)
■未経験:30代中盤以降・・・不可能

限りなく20代に近い、30歳あるいは、31歳などでしたら未経験だったとしても可能性はあるでしょう。しかし「転職は35歳まで説」の35歳の少し前くらいから全くの未経験からのWebマーケティング職への転職は事実上不可能といっても過言ではないと思います。

なぜなら30代中盤以降は、企業にとって既に一定のスキルを持つ即戦力とみなされる年齢だからです。

僕自身、37歳で転職活動をしている中で、未経験OKという求人はほとんどありませんでした。あったとしても、Webマーケティング職とは名ばかりのインサイドセールスのフォロー電話要員・・・つまりテレアポ要員ですね。Webマーケティングを釣りワードにしているだけの求人しかありませんでした。
※もちろんそこで実績を出せば未来の可能性はあるのかもしれませんが、、、

全くの未経験はそもそもおすすめできない

全くの未経験でのWebマーケティング職への転職はそもそもおすすめできません。

なぜなら、もしWebマーケティング業務をやったことがないまま転職できたとしても、適正がなかったり、自分のやりたいこととは全く違うと感じた時、非常に苦しくなりますし、またキャリアチェンジしなくてはならなくなるからです。それが30代でとなるとさらに人生の難易度が上がります。

じゃあ、転職で失敗しないために、どういう人ならWebマーケティング職に向いているのというと様々な要素がありますが、代表的なものは以下になります。

✔︎向いている人

  • 論理的思考ができる
  • デジタルに馴染みがある
  • 数字を元に分析できる
  • 情報収集力
  • 探究心
  • 改善力
  • 数値から人の感情を推し量ることができる
  • 人を動かす文章が書ける

加えて、あきらかに向いていない人もまとめておきます。

✔︎向いていない人

  • デジタルにアレルギーがある人
  • 数字が苦手な人
  • 同じことを黙々とやりたい人
  • 変化を嫌う人

向いているか、向いていないかの代表例をまとめましたが、実際にWebマーケティング領域のことをやってみて、自分が楽しいと思えるか、つまらないと思うか、が最も大事です。その感覚に従ったらいいと思います。

あるIT企業の採用担当の言葉で、
「どのプログラミング言語を勉強したら良いですか?」
という学生の質問に対し、

「自分が面白いという言語をやったらいいと思います。今この言語が流行りだから勉強しようというのではなく、楽しいと思って勉強できる言語をやる方が長期的にはよいエンジニアになれるハズです」

と回答されていました。
Webマーケティング職も同じです。結局自分が手を動かしてみて、面白いと感じるかどうか?・・・です!
面白いと思えば自然に探求できるし、続けていくこともできるので。

ただ、手を動かすといっても何をしたら良いのか??
そんな人のためにこれから未経験から学び、転職する方法をお伝えします。

Webマーケティングの仕事の種類

デゥアルディスプレイ

具体的な転職方法に移る前に、Webマーケティングの仕事の種類に触れておきます。一口にWebマーケティングといっても本当にたくさんの種類があります。

■広告運用系・・・Google広告やFacebook広告など
■コンテンツ系・・・SEOやコンテンツマーケティングなど
■CRMやSFA運用・・・ECやSaaSの販売で主に使われる

《Webマーケティングの兄弟職種》
■Webデザイナー系・・・Webページのデザイン
■Webディレクション系・・・Webの構成やUI設計

広告運用系

Google広告やFacebook広告といった、サーチエンジンやSNSでの広告を運用を行う仕事です。GoogleやSNSを使っていると色々な広告を目に入ってきます。これらの広告を運用することで『より多くクリックされて、より多く意図した成約(資料請求や商品販売など)に結びつける仕事』です。

1クリックを何円で獲得するか??
クリックした人のうち何パーセントが成約するか?
常に数字を分析して、改善していく仕事です。

コンテンツ系

広告を出すのではなく、良質なコンテンツをWebやメールなどを通じて配信することによって、ユーザーを集客する。あるいは、ユーザーにコンテンツを通じて知りたかったことを教えて、成約に結びつけていくというお仕事です。

想定しているユーザーがよく検索するキーワードの分析。またユーザーが今、興味をもっている段階なのか?比較検討している段階なのか?何かを買いたい段階なのか??
ユーザーになりきって考え発信していく力が必要とされます。

CRMやSFA運用

CRMやSFAは、見込み客や既存客の進捗管理などを行い、ひとりひとりの見込み客もしくは既存客に適したアプローチを行い、売上拡大につなげていくWebマーケティングの1分野です。
※SFAはCRMに含まれるのではないかなどはややこしくなるのでここでは省きます。

結論からいって未経験からの転職を目指す場合、CRM運用やSFA運用は視野に入れなくて大丈夫です。

なぜなら、実際に入社してからでないと経験が積みようがないからです。見込み客や既存客の情報は基本会社にとって最も大事な資産で機密情報なので、外部で運用することは少なく、CRMやSFAの運用を行いたいという方は、Webマーケターに転職してからその後のステップアップとして考えるといいでしょう。

Webデザイナー系《兄弟職種》

Webマーケティングの兄弟職として、Webデザイナー職があります。WebページやWeb広告のためのバナーの作成をする仕事です。

未経験からWebマーケティングの勉強をしている中で、Webデザイナーの方が興味が出てきたということはよくあるので、Webデザイナーに方向転換するのアリです。

ただし、WebデザイナーであったとしてもWebマーケティングの知識は必須と言えます。

なぜなら、クライアントはWebページそのものが欲しいわけではなく、Webページを通じて、売上をあげたり、認知を拡げたりすることが目的だからです。

これがわかっていないWebデザイナーの方も結構いらっしゃいます。Webマーケティングの知識をもってクライアントがつくるWebページを通うじてどんな成果が欲しいのか?そのためにどうしたらよいのか?を1歩先回りする提案をすることができれば、フリーランスであってもクライアントからの受注単価をあげることができます。

Webディレクション系《兄弟職種》

Webディレクション職は、Webで売上を上げたいなどの目的を達成するために、Webサイトの企画・構成・デザイン・編集・制作を取りまとめる仕事です。僕が、37歳でWebマーケティング職への転職をしていてよく目にしたのがWebディレクション職です。

想定しているユーザーのニーズや趣味嗜好に応じたWebサイト作成する企画力に加えて大事になるのが、調整力です。クライアントの要望をしっかりとヒアリングし、社内外のデザイナーやクライアント、ライターの進捗を管理していく力が求められます。

Webマーケティングの知識ももちろんですが、それ以上にプロジェクトマネジメントの力が必要とされます。

僕も、前職で一度体験しましたが、クライアントの無茶振り、コンテンツの納品の遅延などなど結構大変な思いをした経験があります。自分でコントロールできないことが多々あり、トラブル対応にも追われますので、残業が多くなりやすいという傾向はあります。

未経験からWebマーケティング職になるためのロードマップ

30代中盤以降でも未経験からWebマーケティング職へ転職するためのロードマップをお話します。
※もちろんそれより若い世代の方々にも有効です。

一言で言ってしまうと、自分でブログサイトを立ち上げ運用してみるのが一番です。

パターン①:社内でWeb関連の業務ある場合

自分の会社の部署あるいは、関係のある部署でWeb関連の仕事がある場合、大きなチャンスです。誰かが片手間でサイト運営などをしている場合、自分から手を上げてその仕事に取り組めば仕事をしながらスキルを身につけることが可能です。

僕自身も会社の小さなプロジェクトのサイト運営を任されるところからスタートしました!

そこを足掛かりに、協力会社にお願いしている仕事などを学び、どんどん自分自身でも出来るようになれば自然とスキルが上がっていきます。

パターン②:完全に独学からスタートする場合

仕事では全くWeb関連の業務と関わりがないが、Webマーケティング職へ転職したいという方へのロードマップです。まず最初にそれなりに勉強は必要と思ってください。

大体、平日毎日2時間、週末は1日5時間ぐらい勉強して半年以上かけて転職が視野に入ると思ってください。
※もちろん個人差はあります。

■ステップ1:ProgateのHTML & CSSコースを完了させる

※Progate練習画面

プログラミング学習の最初の登竜門、ProgateのHTML & CSSコースを一通り学びましょう。
▶︎Progate公式サイト

僕はITエンジニア志望じゃないよ!

という人もいるかもしれませんが、だがしかし!!
Webマーケティング職につく上で、Webサイトがどのように構成されているのか、基礎を知っておくことは必須です。HTML & CSSの知識がないとサイトの計測のためにタグをどこに埋め込むのか?ということすらわかりません。

料金も1か月1,078円(税込)と本1冊以下の値段で学ぶことができます。

もしやってみて興味がさらに湧いたということでしたら、

  • JavaScript・・・Webサイトに動きをつける
  • jQuery・・・JavaScriptライブラリ
  • PHP・・・サイト運営でもよく使われるWordPressを構築している言語

なんかも勉強してみるといいと思います。
僕自身興味が湧いて上記以外にも色々勉強しました。

※Progateの履修実績

Progateの良い所は特に特別初心者に配慮してつくられている所です。かなり細かくステップをわけてくれており、各ステップごとに実際に手を動かして練習出来るようになっています。これによって【つまずきにくい】&【身に付きやすい】を両立させています。

■ステップ2:ドットインストールの『WordPress入門』を完了させる

ステップ1が完了したら、Progateと並んで有名なプログラミング学習サイト、ドットインストールの『WordPress入門』で勉強しましょう。
▶︎ドットインストール公式サイト

WordPressとは、Webサイトを運営するためのCMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)です。最も人気のあるCMSで、世界の約35%のWebサイトはこのWordPressによって提供されています。

また正直言って、ステップ1を完了させただけでは、『WordPress入門』の後半かなりついていくのがしんどくなると思います。このとき、完璧に理解できなくてOKです!

一通り手を動かしてみて、なるほどこういう風にWebサイトは出来ているのかということが何となくわかればOKです。この時の知識が後ほど勉強するときに生きます。

また、ドットインストールも月額1080円(税込)で利用できます。これも本1冊以下の値段で学ぶことが出来ます。

ドットインストールは、Progateに比べると上級の教材をたくさん扱っています。ここでも興味が湧いたものがあればそれを学んで見てもいいでしょう。

■ステップ3:自分でブログサイトをつくってみる

ステップ1とステップ2が完了したら、自分でWebサイトを立ち上げてみましょう。ドメインを取得して、レンタルサーバーを借りてと少しややこしく感じるかもしれませんが、はじめてのブログをワードプレスで作るための本という本の通りに操作していけば簡単にWebサイトを立ち上げることができます。

Webサイトには、ブログの立ち上げ方がたくさん出回っていますが、個人的にはこの本が最もわかりやすかったです。

ちなみ自分のサイトを持つ費用は、サーバーレンタル費用が、月額1000円、ドメインの維持費が月100円といったところで、毎月1000円ちょっとで維持することができます。

■ステップ4:ブログアフィリエイトを実践してみる

ステップ3までが完了して自分のブログができたら、ブログでアフィリエイトをやってみましょう。

えっ!アフィリエイト❗️

って思うかもしれませんが、実は一度アフィリエイトを自分でもやってみるのがWebマーケティングの一番の勉強になります。

なぜならWebマーケティングの主な機能は、【集客】と【販売】です。ブログアフィリエイトで行うことも本質は全く同じです。個人でそっくりそのままWebマーケティング職で行う業務を経験できます。

ここで、ひとつ大きなポイントなんですが、『勉強のためにブログアフィリエイトをやるのであって、大きな収益あげる必要は全くない』ということです。

逆に、ブログアフィリエイトで毎月1万円でも稼いでます!って方は、その時点でWebマーケティング職への転職はかなり楽なハズです❗️

ブログアフィリエイトにどうしても抵抗があるということでしたら、自分のブログサイトのPV(ページビュー)をとにかく上げれるよう頑張ってみましょう。

どのくらい記事を書いたらいいですか??と聞かれれば最低100記事です!

マジで!多いな❗️と思うかもしれません。しかし、それぐらい書いてどうしたらもっとPV(ページビュー)を上げられるだろうと考えていれば、普通にGoogleアナリティクスなどの各種分析ツールにも詳しくなって、サイト分析も普通にできるようになります。

それから予防接種として話しておくと全くの初心者の場合、100記事書いても、それでもブログの収益ほとんどないよとなっても凹む必要はありません。それは結構普通です(^^ゞ

逆にすごく稼いでいるアフィリエイターがそれだけWebマーケターとしてレベルが高いという話です。

■ステップ5:自分でWeb広告を運用してみる

Webマーケティング職への転職ならステップ4までで大丈夫です。なのでどちらかというとステップ5は番外編になります。しかしこのステップ5まで経験を積めば、求人企業からの評価がさらに上がり選択肢が拡がるでしょう。

広告運用系の実績も自分で経験することができます。アフィリエイトなどで、商材を見つけてみてそれをGoogle広告を用いて成約(コンバージョン)させるという方法で実践できます。

※A8.net リスティング一部OKの案件例

Google広告にしろFacebook広告にしろ、1日で消費する広告予算を設定することができます。

※Google広告管理画面

広告文やクリエイティブ(バナー画像)広告もしくは、クリックした後のWebページを修正していくことで、広告運用のPDCAを経験することができます。

転職の際には実績も大事ですが、得られた結果をどのように分析し、改善したかという思考の足跡もアピールポイントになります。

コツコツと準備することが大事

Webマーケティング職への未経験からの転職のロードマップをお話させていただきました。難しいことは少ないですが、一朝一夕でマスターできることではないのでコツコツと努力することが大事です。

今回紹介した方法は僕自身も経験した方法ですが、独学で学ぶのにほとんどお金はかかりません。独学だと挫折してしまったという方は、テックアカデミーやDMMのマケキャンなどのスクールを利用するのも方法のひとつです。

ゾウはどうやって食べるか?答えは「一口づつ食べる」です。

30代の未経験からWebマーケティング職に挑戦するには、努力も根気も必要です!
頑張ってください!

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