【ステージごとに解説】Webマーケティング職のキャリアプランと年収

Webマーケティング職ってキャリアプランはどうなっているの??
そもそもAIが発達したら将来性なくない?

あと、年収ってどうなったらどこまで上がるものなの?

今回はそんな疑問にお答えします!

Webマーケティング職とは

デゥアルディスプレイ

Webマーケティング職(Webマーケター)とは、WebサイトやSNSなどを活用することによって、企業が目的とする集客・認知・ブランディング・販売などを行う専門職です。コロナ禍でお客様やクライアントに直接接触することが困難になっている中、非常にマーケットで求められている職種でもあります。

一口にWebマーケティングといっても

  • SEO対策
  • Web広告運用
  • SNS運用
  • コンテンツマーケティング
  • ステップメール
  • CRM運用
  • SFA運用
  • その他たくさん、、、

などなど本当にたくさんの手法や分野があります。さらに、テクノロジーの発展とともに新たな手法が開発され、これからより専門化・細分化していくハズです。

こう書くと何やらとてつもなく、難しく感じそうですが、大丈夫です。

なぜなら、どのWebマーケティング職でも全ての手法を利用する、あるいは精通している必要があることは少なく、転職の時にも、Webマーケティングのある分野に強みを持っていればよいということがほとんどだからです。

Webマーケティング職のキャリアと年収の相関関係

Webマーケティング職のキャリアと年収の相関関係は以下のようになります。

  • ステージ1:マーケティング業務の見習い・・・年収350〜450万円
  • ステージ2:特定業務の担当者(ワーカー)・・・年収400〜600万円
  • ステージ3:特定領域の専門家(スペシャリスト)・・・年収400万円〜700万円
  • ステージ4:マーケティング施策の統合者(ブランドマネジャー)・・・年収650万円以上〜
  • ステージ5:ブランド・マーケティング全体の責任者(CMO)・・・年収800万円以上〜
  • ステージ6:マーケティングに強い経営者(CEO)・・・自分で年収を設定

  各ステージについてはマーケティングの仕事と年収のリアルより抜粋

ここで示した年収の幅はあくまでも目安です。企業の規模や、行っている事業が利益を生みやすいビジネスモデルか否かなどによっても大きく左右されます。またそれぞれについてこれから詳しく見ていきます。

ステージ1:マーケティング業務の見習い

このレベルは会社でいう新入社員レベルです。業界の専門用語や様々なスキルを身に付け、自分一人でできる業務を拡げ早く一人前になるステージです。ここは半年を目安に学び・習得してステージ2へと上げていきたいところです。

ステージ2:特定業務の担当者(ワーカー)

会社から一人前の戦力として認められているステージです。業務を通じてさらにスキルアップしていきましょう。またWebマーケティング職は、副業がしやすい仕事なのですが、早ければステージ2から副業に取り組むことができます。

例えば僕自身登録している副業プラットフォームでは以下のような案件がありました。

✔︎副業案件例
■約13万円/月(時給¥3,250)
■稼働見込時間
~40時間/月
■契約期間
1ヶ月
■働き方
平日夜、土日可※フルリモートOK
■必須スキル
・LP制作ディレクションのご経験
・ CV目線での構成・企画・ライティング経験
・ ※応募時に開示可能なLP制作物のURLをご共有くださいませ
■歓迎スキル
・◯◯業界のLP制作のご経験
・ 獲得目的を考慮したワイヤーフレーム制作のご経験
・ 制作会社での就業ご経験
■依頼背景・課題
◯◯サービスを運営しています。現在、2月中にランディングページを2種類制作をしようと考えています。そこで、今回はランディグページのワイヤーフレーム・企画構成・コンテンツ制作・デザイン/コーディングディレクション等のサポートをして頂ける方を募集しております。
■詳細
〜〜〜〜〜〜
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※特定できないように一部編集しています。

どうですか??
これなら、LP(ランディングページ)制作などを行っている会社にお勤めであれば少し経験があれば取り組めそうですよね(*^^*)

ステージ3:特定領域の専門家(スペシャリスト)

Webマーケティング職として、ある分野については精通したスペシャリストのステージです。このレベルからフリーランスも選択肢に入ってきます。ただ、ひとつ注意しなくてはいけないのが、自分がスペシャリストになった領域が、近いうちにコモディティ化しないかどうか?ということです。

磨いたスキルが、近いうちにコモディティ化するなと感じたら、事業会社や他のスキルが身に付く代理店(マーケティング支援会社)への転職も視野に入れて動きましょう。

なお、事業会社・代理店(マーケティング支援会社)の違いについては、【徹底解説】Webマーケティング職への転職は事業会社or代理店(支援会社)どっち?をご覧ください。

ステージ3には、2〜3年を目処に辿り着くことを目標にするといいでしょう。

ステージ4:マーケティング施策の統合者(ブランドマネジャー)

ひとつのブランドや事業のマーケティングを統括するポジションです。Webマーケティングひとつひとつの施策に精通しているというより、事業全体を俯瞰する視野が求めらえれます。加えてこのレベルからは、企画した施策を関係者を説得して承認を取り付けるという調整力・交渉力も必要になってきます。

なぜなら企画とは紙の上でどれだけ綺麗に作り込まれたとしても実行されなければ意味がないからです。企画力だけでなく、マーケティングチームを牽引していくリーダーシップに、関係者たちへの調整能力も求められます。

よりマネジメントよりになっていくステージと言えるでしょう。

ステージ5:ブランド・マーケティング全体の責任者(CMO)

事業やプロジェクトのみならず、会社全体のマーケティングの統括していく責任者です。社長の右腕・左腕といった役員の中でも特に”キー”となるポジションです。

僕自身の転職活動中にこのステージに相当する求人を見つけたので、紹介しておきます。

✔︎ステージ5の求人例
■年収:700万円〜1500万円
■仕事内容:
ITアウトソーシングサービス、デジタルマーケティングサービス等を展開する当社のマーケティングコンサルタントとして、下記業務をお任せします。
(1)営業からの案件相談、調査・分析、戦略立案・提案書作成、提案
(2)受注後、プロジェクトチームの推進PMとしてPDCAの執行、課題解決に必要なソリューション・サービスの継続的な提案
(3)営業支援として、事例作りやウェビナー登壇、プロダクト開発
(4)注力するECソリューションの提案やカスタマーサクセスプランイング
※提供するサービスやフェーズによっては、クライアント先への常駐、半常駐もあり。
■仕事のやりがいと魅力:
クライアントごとの様々な課題に対し、対経営層に向けて戦略立案やコンサルティングができます。また提案のみで終わらず、提案したことの事業実践ができ、結果を体現できることがやりがいの一つです。大手顧客のデジタル転換という、クライアントにとっても当社にとっても高い価値のある業務に携わることが可能です。デジタル広告、EC、制作運用、コンタクトセンター、BPOと一連のフローに沿った事業展開をしており、それらを活用した新しいサービス作りが可能な土壌、力量に応じて行いたいことを実行できる環境があります。クライアントの継続的な成果創出なしには仕事は継続しないため、結果を出し続けるために多くの利害関係者を巻き込み、成果責任を持って、協業推進し続けることが重要です。
配属部門では、ミッションであるお客様企業の売上最大化、エンゲージメント最大化に取り組んでいます。部員は新卒を含み、中途採用組は過去、事業者側でのECやCRMの責任者経験、コンサル企業データサイエンティストなど異なる専門スキルを保有する人材で構成されており相互補完できることが強みです。
■キャリアパス:
クライアントの売上や事業課題に深く関与でき、また提案活動~サービスデリバリーまで関われます。各領域の専門性と実行力を経験しつつ、事業を俯瞰的に見る視点が養われることで、スペシャリストまたはマネジメント層とご希望に合わせたキャリアパスを描けます。


<必要業務経験>
■必須条件:
・デジタル領域での業務経験/マーケティングの知識および業務経験
■歓迎条件:
・デジタル領域での実績
・EC販売の知識および業務経験
・広告またはCRMの知識と業務経験
・ツール、ソリューション、テクノロジーの知識と業務経験
・プロジェクトマネジメントの知識と経験/データマネジメント(利活用)の知識と経験

※特定できないように一部編集しています。

ステージ6:マーケティングに強い経営者(CEO)

このステージはつまり社長です。年収も自分で決めるというステージです。

「フリーランス」か「会社員でステップアップ」か?

キャリアプランでフリーランスとして独立していることを念頭におくべきか、会社員のステップアップを目指すかのどちらに進むべきかですが、結論としてスキルさえあれば、Webマーケティング職は雇用形態にそこまでこだわる必要はありません。

Webマーケティング職は専門職なので、エンジニアのように自分をスキルを売る仕事になります。成果に対してガシガシ稼ぎたいという方でしたらフリーランスがいいでしょうし、しっかり腰を据えて安定的に取り組みたいということでしたら会社員がいいでしょう。

あるいは一旦フリーランスになっても、自分のスキルがコモディティ化するリスクを感じたら再び会社員へ戻り、業務をこなしながらスキルを磨くこともできます。

最も大事なことはフリーランスであるか、会社員であるかという雇用形態ではなく、自分のマーケットでのポジションを考えて仕事をすることです。
つまり、自分が「どれだけ市場で求められる人材であるか?」を意識して働くということです。

ただ、ステージ4〜6へは、会社員でステップアップしていった方が難易度低めではあります。

Webマーケティング職の将来性

未来にはどんどん人工知能などの技術が進んでWebマーケティング職は自動化にとって変わられるのではないかとたまに言われます。もちろん未来のことは誰にもわからいので、その可能性はゼロではありません。

ただ、現時点では完全な自動化は少し先の話かと思います。なぜなら人工知能は、決められたルールの中で、最高のパフォーマンスを追求するのは得意ですが、ルールを設計するのは苦手だからです。

チェスや将棋などルールがかっちり決まっていれば人工知能は、人間を圧倒しますが、短期的な売上を優先するのか?長期的な視点な売上を重視して今は赤字覚悟で投資するのかといった経営判断のトレードオフを人工知能はまだまだできません。

そして限りある、リソースをどう振り分けてどういう結果をとりにいくのか?、、、実はそれこそがマーケティングだったりします。

もちろん前に紹介したステージ1から順番にどんどん自動化されていくと思います。しかし、ステージ4以降に達するのはまだまだ時間があるでしょう。

とはいえ、変化の早い現代、そもそも安定な仕事などないというのが正解でしょう。読めない未来を無理に読もうとするより今、興味をもって打ち込めるものに思い切り打ち込んだら良いと思います!

Webマーケティング職への転職方法

ここからどうやってWebマーケティング職へ転職するかのお話をします!

✔︎転職の準備

  • 20代・・・未経験でも応募できるのでさっさと転職すべき
  • 30代・・・特に中盤からは未経験はほぼ不可能、独学でもいいので実績をつくる

転職方法は年齢が20代か、30代かによって異なります。20代なら未経験でも転職できる企業はあるので、さっさと転職してしまいましょう。

ただし、Webマーケティング職を楽しめるか、続けられそうかは見極めましょう。具体的には、【ロードマップ】30代未経験からWebマーケティング職への転職!を参考にして、自分には適正があるか判断してみてください。

30代の特に中盤以降は完全な未経験ではほぼチャンスがなくなります。何らかのポートフォリオや実績をつくる必要があります。これも【ロードマップ】30代未経験からWebマーケティング職への転職!を参考にしてみてください。

求人企業を探す

転職を決意したら実際に求人企業を探していきましょう。探し方としては主に以下の方法があります。

  • 転職エージェント(人材紹介会社)へ登録して紹介してもらう
  • ハローワークで探す
  • 企業のコーポレートサイトから直接応募
  • リクナビNEXT・エン・ジャパンなど転職サイトで探す
  • LinkedInやFacebookなどのSNSを通じて探す
  • 友人からの紹介で探す

どの転職経路が一番自分にとって効率がいいかは人によって異なります。ポートフォリオや実績がある場合は、転職エージェント(人材紹介会社)を利用するのが最も効率がいいと思います。未経験の場合にはまずは試してみて自分が行きたいと思える企業に一番出会える可能性が高い方法をメインにしていくといいでしょう。

僕自身、37歳でWebマーケティング職の経験は、独学で学んで少しだけある状態で転職しました。その時には、転職エージェント(人材紹介会社)を利用しました。逆にハローワークや企業のコーポレートサイトから直接応募した時には1件も面接に進むことができませんでした。

しかし、転職活動を一旦すると決めたら最も大事なことは行動量です!
ごちゃごちゃ難しく考えるよりMassive Action でWebマーケティング職への転職を成功させてください\^o^/

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