【闇に迫る】Webマーケティング職ってしんどいの?その実態を詳しく解説!

Webマーケティング職ってしんどいの?やめといた方がいいの?

興味はあるのだけど、自分に務まるのか知りたいな。

Webマーケティング職は、WebサイトやSNSなどを活用することによって、企業が目的とする集客・認知・ブランディング・販売などを行う専門職です。イメージばかりが先行しているけれども、実際どのような仕事なのか本当のところを知りたい方のために、未経験から独学でWebマーケティング職に転職した僕が、そのしんどさや大変さと、Webマーケティング職が”向いている人”、”向いていない人”まで含めてお話します!

Webマーケティング職のしんどいポイント代表例6選

Webマーケティング職で働くにあたって、しんどいことの代表例は以下の6点です。

  • 結果・成果に追われ続ける
  • (変化が早く)常に学び続ける必要がある
  • 地道な作業が多い
  • 答えや正解がない中で、施策を実行する必要がある
  • 残業が多くなりがち
  • (意外と)コミュニケーション能力や調整力が求められる

それぞれ詳しく見ていきたいと思います。

結果・成果に追われ続ける

企業がなぜWebサイトやSNS上に広告を出したり、コンテンツを提供するかというとそれはつまり、売上をあげて利益を出すためです。そして、Webマーケティング職は、広告やコンテンツをつくる労力の費用対効果を最大化することが求められます。

営業マンで言う常に売上ノルマのプレッシャーを感じているのと同じようなプレッシャーを感じることになります。し・か・も! Webマーケティング職で利用するサービスやツールは、デジタルがメインになります。なので、全ての結果が隠しようもなく丸裸にされます。

このWeb広告はどれだけクリックされて売上が上がっているのか?
このコンテンツはどれだけのユーザーに見られて売上やその後の行動につながっているのか?
全て否応なく見えてしまいます。なので逃げ場がありません。

具体的には、見込み企業からのお問い合わせを1件3万円でとってくださいとクライアントや上司から言われる。
→大抵は、なかなかそうならないのでどうやったらいいのかあの手この手を繰り返しながら改善を重ねる事になる。その間も、クライアントや上司からのプレッシャーを受け続ける、、、

そんな状態は日常茶飯事ですf^_^;

(変化が早く)常に学び続ける必要がある

Webマーケティング業界は、テクノロジーの変化の影響をダイレクトに受けるので本当に変化が早いです。1年前、2年前の手法が時代遅れで全然効果がでないということもよくある事です。Google広告やGoogleアナリティクスなどの管理画面なども3ヶ月ごとに更新されていくみたいな世界です。

もちろん本質的な部分で、変わらないことも多いです。

しかし、マーケティング手法やトレンドは常にキャッチアップしておかないとあっという間に追い抜かれてしまいます。常に学び続ける、アンテナを貼り続ける姿勢というものが問われる仕事です。

地道な作業が多い

華やかなイメージがあるかもしれませんが、Webマーケティング職は地味な作業を多くこなさなくてはなりません。

具体的には、

  • クライアントや上司にレポートを作成する
  • 過去の結果を分析して仮説を立てる
  • 新たな施策のシミュレーションと提案資料作成
  • ライティング業務も必要であれば行う
  • 競合のサービスをリサーチする
  • コンテンツのディレクションを行う
  • 関連部署に調整する根回しと書類仕事
  • 〜などなど、、、、(キリがありません)

かなり地味な作業が多いです、、というか地味な作業のカタマリです。分析やレポート作成時などは、ひたすらエクセルと格闘することになります。

「実際の広告」や「コンテンツ」をアイドルだとしたら、Webマーケターは、アイドルたちが出るステージの調整やスケジュール管理を行う裏方マネジャーみたいな地味さです(笑)

答えや正解がない中で、施策を実行する必要がある

Webマーケティング職では、答えや正解がない中で、施策を実行する必要があります。そのため、勇気と実行力も求められます。Webマーケティングで何らかの施策を実行するとき、うまくいくかどうかわからない時も多くあります。

例えば、
■コンテンツに変更を加えた方がGoogleの検索順位が上がるんじゃないか?
→わからない、というかGoogleのアルゴリズムの変更で、ゲームのルール自体が変わる可能性もある。

■こんな風にユーザーに訴えかけた方が、より売れやすくなるんじゃないか?
→類似の事例や前例がなければやってみなければわからない。

結果が有望そうだけど、やっていないとわからない時。Webマーケティングでは、失敗も経験と割り切ってやってみる姿勢がおすすめです。逆に、失敗を恐れて何もしないでいると、どんどんジリ貧になってしまう可能性が高くなります。

とはいえ「言うは易く行うは難し」で、クライアントや上司に「失敗も経験と思ってやってみてもいいですか?」

なんて簡単に言えるわけないですよね(^^ゞ

唯一、絶対の答えがない中で、自分が思う答えのようなものを一旦、信じて実行する。しかも成果へのプレッシャーをクライアントや上司から受ける環境下で!という”タフさ”が求められます。

残業が多くなりがち

キャンペーンの準備、Webサイトの開設や更新、広告施策の改善や工夫、分析とレポーティング、打合せやプレゼンとWebマーケティング職の業務は多岐に渡ります。特に納期前や特別なキャンペーン期間中などは、残業が多くなりがちです。

加えて、Webサイトのコンテンツや広告配信は、裏側で管理画面などを操作するとすぐに反映されます。新聞や雑誌、テレビなどと比べるとその柔軟性・即時性は驚くばかりです。

これが、すぐに施策や工夫の結果が見えて面白い反面、Webマーケターの残業が増える原因でもあります。

管理画面などで即座に変更が可能ということは、人が手さえ動かせばできるということになります。改善や工夫しだすと打ち手は無限と言っていいほどあるので、仕事に終わりがなくなります。

もちろん、会社によって残業しすぎないように仕組みを整えている会社もあるでしょうが、油断すれば簡単にブラック化する職種と思っておいた方がよいでしょう。

(意外と)コミュニケーション能力や調整力が求められる

Webマーケティング職は、机の前でパソコンで簡潔すると思っている方もいるかもしれませんが、意外にもコミュニケーション能力や調整力が必要とされます。

予算を獲得するために、クライアントや上司へプレゼンを行ったり、社内外のエンジニアやデザイナーに意図のすり合わせや納期の交渉を行ったりと代理店や広告媒体の会社の人と打ち合わせをしたり、、、

Webマーケターひとりで簡潔する業務は少なく、関わる多くの人とコミュニケーションをとる必要がでてきます。

分析などができるロジカルな能力以外にも、人の感情や事情に配慮しながら自分の主張や提案ができるコミュニケーション能力が必要になります。

要するに、

Webマーケティング職は、ビジネスでいう総合格闘技のようなものです。この能力だけあればいいと言うわけではなく、ビジネスマンとして、一通り以上の能力や向上心を求められます。

(番外編)しんどさへの対処法

Webマーケティング職のしんどさだけでなく、対処法も記載しておきます。

  • 仕事の型(フォーム)を覚える
    →まずは仕事の型を覚えましょう、その上で効率化・しくみ化を行いましょう
  • 周りの人の聞く
    →周りの先輩や上司からプライドを捨てて聞きまくりましょう。ただし、聞いた人へのお礼や、先輩・上司が自分の質問に答えたくなる対応を心がけましょう
  • 割り切る
    →「絶対!!」は存在せず、失敗はかならず経験するものだと割り切りましょう。

あまりに一人で真面目に悩みすぎると心か体に確実に限界が来ます。所詮はビジネスで仕事でしかないので楽しんだもん勝ちという開き直りも必要です。

Webマーケティング職で働くやりがいと魅力

Webマーケティング職として働くしんどさだけでなく、やりがいや働く魅力も見ていきましょう。

主なものとしては以下になります。

  • 自分の施策や改善がハマったときの達成感
  • 常にアップデート起こるので飽きない
  • 自分の手がけたものが人を動かしたという喜び
  • 取り組みから結果が出るのが早い

自分の施策や改善がハマったときの達成感

自分が分析を行う→仮説を立てる→実行したらうまくいって成果が出た!
このように自分の施策がハマったときの達成感は、控えめに言っても最高です!

常にアップデート起こるので飽きない

マーケティング手法やトレンドが常にアップデートされるので、飽きる暇がありません。ずっと同じことを繰り返していると飽きてしまうという方にとってはエキサイティングな仕事だと思います。

結果のフィードバックが早い

Webマーケティングでは、広告の管理画面での変更がすぐに反映されます。そのため、試してみた施策や改善の結果がすぐにわかります。SNS広告のバナーを変えたら結果が何%変わったか?Google 広告の広告文を変えたら、購入やお問い合わせの反応率がどのくらい変わったか。

明確に数値で確認することができます。このスピード感が好きな人にとってはたまらないもののひとつです。

自分の手がけたものが人を動かしたという喜び

広告をクリックするにしても、コンテンツを閲覧するにしても、それを行うのはスクリーンの向こうにいる「人」です。売上が上がるとき、自分の手がけた広告やコンテンツに影響を受けて行動してくれた。その喜びはとてもとても大きなものです!

逆に管理画面上の数字を単なる数字としてしか見れず、その背景にある人の行動に一喜一憂できない人は、Webマーケティングの仕事はしんどいと思います。

Webマーケティングに向いている人・向いていない人

続いてWebマーケティング職に向いている人・向いていない人の特徴を見ていきたいと思います。

Webマーケティング職に向いている人

Webマーケティング職に向いている人の代表的な特徴は以下の通りです。

  • 論理的思考ができる
  • デジタルに馴染みがある
  • 数字を元に分析できる
  • 情報収集力がある
  • 探究心がある
  • 改善力がある
  • 数値から人の感情を推し量ることができる
  • 人を動かす文章が書ける
  • 稼ぎたいという意志が強い

もちろん全部に当てはまっている必要はありません。ただ、自分の頭で考えた上で、仮説を立てて実行していく”能力”と”若干の勇気”、そして周りを巻き込む”コミュニケーション能力”が必要とされます。

これを聞いてワクワクするか、ゲンナリするかで別れるところだと思います。

Webマーケティング職に向いていない人

続いてWebマーケティング職に明らかに向いていない人も以下にまとめておきます。

  • デジタルにアレルギーがある人
  • 数字が苦手な人
  • 同じことを黙々とやりたい人
  • 変化を嫌う人

自分の頭で考えること、常に変化していく環境に適応して行動していくことを求められるので、それらは嫌だという方は向いていません。

ただ、向き・不向きをまとめましたが、最も大切なことは「自分がどのように感じるか?」「自分がどうしたいか?」です。自分にはあまり適性がないように思えても、自分なりにWebマーケティング職に関する勉強をしてみると「面白い!」「続けられる」と思えるならばまずは納得するまで取り組んでみるのもよいと思います!

Webマーケティングの独学方法

ここからはWebマーケティング職への就職・転職を考えた時の学び方準備の仕方を話していきます。

既に勉強を始めている方は、自分に必要だなと思う部分から取り入れてみてもらえればと思います。

ステップ1:なんとなくの全体像を掴む

まず独学で勉強する始める前に、Webマーケティング職の全体像をなんとなくでも学んでおくことがおすすめです。マンガでわかるWebマーケティングはWebマーケターの仕事のイメージをつけることに向いています。

Webマーケティング職に対する何となくのイメージが付いた方で、もう少し解像度高く知りたい方には、沈黙のWebマーケティングがおすすめです。

著者の松尾さんがSEO(Googleでいかに検索上位に表示されるか)やWebライティングの第一人者ということもあり、Web広告の運用よりはSEOやWebライティングに重きを置いた構成になっていますが、良著です。

ステップ2:本やUdemyなどを活用して実践的に学びつつ実際に手を動かす

ステップ1でWebマーケティング職に対するなんとなくの全体像を掴んだ上で、実際にWebマーケターとしてに就職・転職するために独学で勉強していこうと思った時には、本やUdemyの講座でより深く学んでいくことがおすすめです。

Udemy(ユーデミー)とは・・
各方面のプロフェッショナルが提供しているオンライン動画講座を購入することで、学ぶことができます。(オンライン予備校講座をイメージするとわかりやすいと思います)

一度購入した講座は、基本的に永続的に視聴することができるので。忘れた時に特定の箇所だけ見直すというということもできます。

僕自身、Webマーケティング職関連以外にも39コースを購入して利用してきました。
僕の一覧画面のキャプチャーはこちら

Udemyには、Google広告などの配信の仕方、Googleアナリティクスの分析方法、WordPressの設定、Webデザインなど、多種多様なコースがあります。

なお、より実務に即した本を読みたいという方は、デジタルマーケティングの定石がおすすめです。

Amazonのレビューは割れていますが「代理店などでバリバリWebマーケターやってるぜ!」みたいなか方には参考にならないという意見かと思われます。初学者にとってはとても有益な一冊です。

より細かい操作や手法を学びたいと言う方は、いちばんやさしいリスティング広告の教本や、いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本といった本で学んでみてもいいでしょう。

※自分が特に学びたいと思う分野がある場合は実際に本屋に足を運んで、実際に手にとって自分にとってしっくりくるものを選ぶといいと思います。

ステップ3:実際に手を動かして、ポートフォリオや実績をつくる

一通り、Webマーケティング職についての知識を身につけたら、今後は実際に手を動かして実践してみましょう。はっきり言って手を動かすことが一番勉強になります。

具体的な方法については、【ロードマップ】30代未経験からWebマーケティング職への転職!にも書いているのでよかったらご覧ください。

ブログなどを立ち上げて、アクセスを集めれるようコンテンツを制作したり、予算がかけれるようでしたらWebサイトを立ち上げて、広告配信をして何かを販売してみたりと色々な方法があります。

スモールスタートしていきたいという方は、クラウドソーシングサービスなどを利用して、Webライティングのお仕事をしてみてもよいと思います。

なお、Webライティングのお仕事をまず簡単に始めたいという方はサグーワークスがおすすめです。仕事の単価は安いですが、クライアントととの折衝も必要なく、まず最初の一歩をどうにかして踏み出したいと言う方にはとてもおすすめです。

(番外編)Webマーケティングスクール活用

「独学で学ぶのは厳しい」
「多少お金をかけてもいいので、効率的に学びたい」
「一緒に学ぶ仲間も欲しい」
そんな方は、Webマーケティングスクールを活用するのも選択肢のひとつです。

転職保証制度など、転職までサポートしてくれるサービスもあるので、興味がある方は比較検討してみると思います。
※自分なりの軸を持って比較検討するためにも、ステップ1、ステップ2は完了させた上で検討するのがおすすめです。

まとめ

Webマーケティング職のしんどさやその原因。それ以外にもそこから得られる働きがいや魅力、そして向いている人・向いていない人の傾向と勉強の始め方も解説させていただきました。

Webマーケティング職は確かに楽な仕事ではないです。しかし、現代の世の中に求めら得ている職種であることに間違いはないですし、楽でないからこそやりがいもあり、楽しいと捉えることもできます。

そんな風に考えられる方には向いているのではないでしょうか。少しでも興味があれば、紹介している本などを読んでみて自分の求めている仕事なのか?確かめてみても良いと思います(*^^*)

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